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【2月 月護摩】~遠仁者疎道(おにはそと) 不苦者有智(ふくはうち)~








節分の「鬼は外 福は内」に語呂合わせした「遠仁者疎道(おにはそと) 不苦者有智(ふくはうち)」。


「仁に遠き者は道に疎し、苦しまざる者は智有り」。


(訳) 仁(じん)に遠い人、つまり思いやりのない人は人の道に疎く

   苦を超越した人は悟りの智慧を持つ


という意味で、とても奥深い儒教の教えです。


仏教では、貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)

・貪(むさぼることなかれ)

・執着(しゅうじゃくすることなかれ)

・痴(怒ることなかれ)


人間の最大の煩悩と言われており

そこで形容されたのが鬼です。



赤鬼、青鬼、黒鬼という、私たちの心に住んでいる三匹の鬼がいます。


・赤鬼…怒って真っ赤になった赤鬼

・青鬼...何か心配ごとがあったり、心配して青くなった青鬼

・黒鬼...無知でお先真っ暗な黒鬼



自分の心の状態ありのままを表わしている姿です。



つまり節分の豆まき行事は、

常に自分の中に潜んでいる鬼、自分の体についた罪、穢(けがれ)を豆(魔滅)に移して流そうとする行為であり、最後にその豆を自分の歳の数だけ食べるのは自分の禊(みそぎ)なのです。



きっと節分の鬼は、このとき新年を迎える人たちのために、、新しい年に福を持ってくる神様の姿であり、豆を撒いたのは鬼退治よりも神様への御供物であったのではないでしょうか。



来月も18日午後2時~月護摩お勤め致します。

どなたでもお参り頂けますので是非本堂までおあがり下さい。(途中入退堂可能)

 

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