皆さま今年のお盆いかがお過ごしでしたでしょうか?
御先祖にとっては1年に1度の楽しみ、贅沢がこのお盆です。
我々の日常は雨風凌げる屋根が有り
ある程度食べたい物を食べれたり
ある程度着たい服を着れたり
とある程度衣食住が整った生活が日常であります。
御先祖様はこのお盆になると
年に1度家に帰ることができ、家族や孫の顔を観ることができ皆で食卓を囲み
御供え物を頂かれます。
なので、亡くなったお爺さんやお婆さん、大切な御先祖の事を思い心のこもった特別な御供えをして御先祖をお迎えをします。
お参り先の90代のお婆さん。
ご主人様に先立たれ息子様も先立たれ独りぼっち。
御供え物のりんごひとつ買いに行くのも大変で決して自由の効くお身体ではありませんが、
満身創痍ながら毎年たくさんの御供え物をして居られます。
そのお婆さまは
毎年毎年、息子や主人を迎えてあげれるのは今年が最後だと思い御供え物をしてお迎えされるそうです。
自分の身体が不自由であっても
このお盆は自分の為ではなく御先祖様の為に、ご主人様や息子様の為を思い
手を合わせる姿をみて私も自然と合掌します。
要は「相互供養」です。
御先祖様は帰る場所(仏壇)をお祀りしてくれる皆さんに感謝です。
御供え物を買いに行ったりできるのも元気でお家で過ごす事ができているからであり、いつかは嫌でもできなくなります。
お祀りさせて頂けるという事は今も元気である証拠。
感謝しかありませんね。
お互い感謝の気持ちしかありません。
我々の生活でも相互供養です。
親切にしてもらったら親切にする。
優しくしてもらったら優しくする。
助けてもらったから困った時は助けてあげたい。
このようにお互い心を満たしあって助けあって生きて行く。
お互いがお互いを供養して生きているのです。
その気持ちが日本人のお・も・て・な・しの心が形として現れるのがこのお盆なのではないでしょうか。
また来年も御先祖様が帰ってくる折には
今年以上にお・も・て・な・しで溢れるお盆になる事を心より願います。
来月18日も午後2時~月護摩のお勤めをします🔥
一緒に汗をかきお勤め希望される方
是非お待ちしておりますね(-∧-)合掌・・・
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