節分の「鬼は外 福は内」に語呂合わせした「遠仁者疎道(おにはそと) 不苦者有智(ふくはうち)」。 「仁に遠き者は道に疎し、苦しまざる者は智有り」。 (訳) 仁(じん)に遠い人、つまり思いやりのない人は人の道に疎く 　　　苦を超越した人は悟りの智慧を持つ...

人は産まれた時から”握る”という習性を持っております。 まだはっきり目も見えない産まれたばかりの赤ちゃんの小さな手のひらに、親が指を添えるとぎゅっと握ってくれます。 これを原始反射とも言いますが、考えるよりも先に反応して握ります。...

皆様あけましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 1月3日、ご助法のお寺様方はじめ、お手伝いの皆さま、寺族の皆さまのお力添え、お陰を頂きまして 令和七年弘詮寺新春大護摩供無魔成満致しました。 今年は堂内の設えを変更。...

1月は「初大師」 や「初観音」、「初不動」など、新年初めの仏様のご縁日に、1年の無事を祈り手を合わせます。 12月はというと、1年の終いに「終い大師」や「納め不動」などと言い1年の無事を感謝し手を合わせます。 何事も始めれば終わりがやってきて、終わればまた始まりがやってき...

お茶室などの床の間に掛けられている掛軸でよく目にする「日々是好日」という言葉をみなさんご存知でしょうか。 元は禅語であり、現在（いま）を精一杯生きることに努める大切さを説いたものです。 お釈迦様が仰る通りこの世は 「一切皆苦」思い通りにならない事ばかり...

地元の新湊小学校2年生の子供たちが「町探索」として来寺されました。 護摩木にお願い事を書き護摩の火の側で自ら護摩木を投入し、手を合わせてもらいました。 自分のお願い事がなかなか思い浮かばない子もいれば、素直で綺麗なお願事を書く子もいました。...

『十善戒(じゅうぜんかい)』   『十善戒』とは仏教における戒律です。 戒律を簡単にいうと規則のことですので、『十善戒』は仏教徒が守る十個の規則ということになります。 『十善戒』とは身と口と心の行いを清浄に保つための戒律となります。 ・身業(身体による行い)...

先日お世話になったお寺さんの7回忌のお勤めに行って参りました。 時が経つのは早いもので、もー丸6年です。 その方は秀晃和尚、行年41歳で突然遷化されました。 その日の事や感情は今でも鮮明に思い出されます。 秀晃和尚とは、私が伝法学院の修行から戻るやいなや、秀晃和尚のお寺に...

皆さま今年のお盆いかがお過ごしでしたでしょうか？ 御先祖にとっては１年に1度の楽しみ、贅沢がこのお盆です。 我々の日常は雨風凌げる屋根が有り ある程度食べたい物を食べれたり ある程度着たい服を着れたり とある程度衣食住が整った生活が日常であります。...

過日7月7日（日）葛城花供入峰に参加して参りました。 今年は青年会阪奈支部 支部長としての参加。 例年とはまた違った意気込みでの登拝となりました。 毎年梅雨の時期もあり、雨の多い厳しい入峰修行が多いのですが、今年はお天道様もご機嫌でありまして、終始快晴逃げ場のない程真夏日和...